特許行政年次報告2020年度版
2020年7月31日付け特許庁ホームページにて、特許行政年次報告2020年度版が公表されて
おり、意匠実務で参考となる情報があるので、参考までに以下にて紹介する。
◆情報ソース:https://www.jpo.go.jp/resources/report/nenji/2020/index.html
【1】意匠登録ランキング:
2019年の意匠登録件数を企業別に見ると、国内企業の第1位は三菱電機株式会社で490件、
第2位はパナソニックIPマネジメント株式会社で432件、第3位は株式会社オカムラで318件
であった。
また、第8位の株式会社エフピコと第9位のダイキン工業株式会社は、前年から大きく順位
を上げた[1-2-6図]。
意匠登録出願(国際意匠登録出願以外)に基づく登録件数の国外企業の第1位はグーグル
エルエルシーで159件、第2位はアップル インコーポレイテッドで125件、第3位はエシコン
エルエルシーで99件であった。
上位5社は登録件数が前年に比べ倍増している[1-2-7図]。
また、国際意匠登録出願に基づく登録件数の国外企業の第1位はコーニンクレッカ フィリップス
エヌ ヴィで97件、第2位はザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーで54件、第3位は
マイクロソフト コーポレーションで51件であった[1-2-8図]。
グーグル エルエルシーの登録件数は意匠登録出願と国際意匠登録出願の双方を急増させており、
合計すると192件となっている。
なお、日本での意匠登録上位20社(2019年度)の登録件数推移の詳細は、次の表に示されている通りである。
【2】意匠権の利用状況:
国内での利用状況としては、2018年度の意匠権所有件数は2017年度から横ばいとなっている。
利用率をみると見ると、2015年度以降70%前後で推移しており、2018年度は72.2%となっている。
防衛目的件数の割合は25%前後で推移している。
外国での利用状況としては、2017年度は71.0%となっている。
【3】その他の意匠動向調査結果:
以上
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